アドマイヤベガとは

二冠牝馬ベガは初めての交配となったサンデーサイレンスとの初仔はあまり見ることのない双子であった。 双子の運命は過酷だ。片方の胎子はつぶされ、もう片方をきちんとした形で残すという処置が施される。 そして、残された方の胎子はアドマイヤベガと命名された。 生まれたとき母ベガと同様に左前脚が内側に曲がっており血の宿命を感じさせるようだった。

父サンデーサイレンスは多くのG1勝ち馬を輩出している日本の名種牡馬。母は日本で桜花賞とオークスを勝った名牝。 国は違えどダービー馬とオークス馬の配合から生まれたのが当馬である。従って非常に大きな期待が当馬にはかけられた。

橋田厩舎に所属し、デビュー戦は11月の京都の新馬戦だったが、1位入線しながらフロンタルアタックの進路妨害で4位降着(この騎乗停止で、武騎手はJCでのエアグルーヴの手綱を手放さざるを得なくなった)。 それでも勝ち上がりとみなして500万特別のエリカ賞に挑戦し、これで公式の初勝利を得た。クラシックによく繋がるラジオたんぱ杯にこのあとは出走し、人気に応えて優勝し、翌年の活躍を予言したかの様である。

3歳初戦は弥生賞だが、雨が降って重馬場で反応悪く、3コーナーで最後方という位置取りから最後は追い込んだものの、ナリタトップロードを捕らえきれずに2着。 皐月勝は馬体減、体調不良もあり、1番人気に推されるがテイエムオペラオーの6着。 ダービーに向けては、皐月賞時に減っていた馬体の回復に主眼を置いたようで、これが功を奏した。 本番では人気を落とすも(1番人気ナリタトップロード)、直線で粘りこむナリタトップロードを最後の最後で交し、ダービー制覇を手中に収めたのである。 鞍上武騎手は、前年のスペシャルウィークに続いての2年連続ダービー勝利、走破タイムは2:25.3でダービーレコード タイ。

秋は菊花賞に向けて京都新聞杯から始動し、これはナリタトップロード相手に末脚勝負で勝った。 しかし、本番の菊花賞は道中後方から行き、少々かかったようで、ナリタトップロードの6着という結果だった。 このあとはずっと休養に入り、4歳時は、当初は適距離のレースがないということで宝塚記念からの始動を予定していたが、調整のおくれで宝塚には出走せず、秋のレースを主に使う予定で始動戦をオールカマーにしていたものの、それに向けた調整で右前繋靭帯炎を発症、即座に引退が決意された。 総額12億円のシンジケートが組まれたそうで、これはスペシャルウィークと同額。

アドマイヤベガ血統

競走馬名:アドマイヤベガ

血統:父サンデーサイレンス 母ベガ(トニービン)

父のサンデーサイレンスは、日本で活躍し数々のG1馬を産み出した大種牡馬。
3冠馬ディープインパクトを送り出し名声を不動のものとした。

母は桜花賞、オークスを制した2冠馬ベガ。
他にダートで活躍したアドマイヤドン(朝日杯FS(G1)など輩出し日本でも有数の名牝。

アドマイヤベガ産駒の特徴

アドマイヤベガ産駒は、 成長力に乏しい面はあるが完成が速く早い時期からの活躍が望める。
馬体は、父の筋肉質でしなやか面を受け継ぎ良く見せる馬が多い。

後継種牡馬はいないためアドマイヤベガ系は断絶することが濃厚となっている。 わずかに牝系に名前を残していく程度に留まっていくが、活力のあるベガ牝系からの活躍は期待できそうだ。

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